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橐駝の愉しみを探して

初冬の街を散歩していてふと
橐駝(たくだ)の楽しみという名のシャクヤクがあると以前読んだことを思い出しました。
橐駝とは柳宗元 (りゅうそうげん) の「種樹郭橐駝伝」にも名前が見られる郭という背の曲がった植木職人。 庭師 。だそうで、彼が手がけた植木はよく成長したとのことです。橐駝は、木の天然自然に従って、その生まれもった生きる働きを導くことをしたとのこと。
植物が成長すればすぐに近隣に越境し、落ち葉などの苦情対応も多い都市部での植木職人としてはなんとも贅沢な望みになるかと思います。
それでも、剪定した樹木や切り戻した花が元気に芽吹いたり花を咲かせたりするのを見ると、橐駝の愉しみだと感じ入ることができます。
季節の移り変わりを感じることができるのもうれしい限り。
さて、花の季節になれば「橐駝の楽しみ」を探しに神代植物公園に行ってみよう!