天に近づける現場　
伐採の現場で、木の登っている姿を見たときの印象でした。
今回は、樹齢が七十年を超えるスギ・ヒノキがあり、伐採しがいのある現場でした。
急斜面で道路も近いため見た目よりは樹上は高かったと思います。

高いところが苦手な人には申し訳ないですが、高いところが好きな私にとっては羨ましい限りの　
人力で木の上に登って作業を行うさまは見ていて素晴らしいの一言です。
職人さんたちは、冬の寒さの中 身一つで木に登り 不安定な態勢で 木を倒す方向を考慮しながらの
伐採作業とあって緊張感にあふれ、職人技が光る現場でした。
木登り感覚で 登ってみたいと憧れの思いで地上から見守っていましたが、さぞかし迷惑だっただろうなと思います。

伐採された木の年輪を見ていると、年輪年代法に活用できそうな見事な年輪で、
しばし古の様子に想いを馳せ、年輪の幅が狭いところは寒かっただろうなと　
寒さに弱い身としては厳しい冬の寒さを想像して勝手に身震いしていました。
香りもとても良く、何とも贅沢な瞬間。

伐採後の山は少しさみしい感じはしましたが、この先新たな命が育ち緑豊かな山になるのが楽しみです。