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黄色とホットケーキと生物多様性

暖かかった「秋」がここ数日で「冬」になり、さすがに季節の移ろいを感じている今週です。
シクラメンも冬の寒さの中で鮮やかな色合いを見せています。
イチョウの黄色も冬の前の風物詩。

先日イチョウの木の黄色いじゅうたんが広がっているのをみて、ふと、先日逝去された中川 李枝子さんのぐりとぐらに出てくる大きなホットケーキを思い出しました。

特に印象的だったのが、ぐりとぐらが大きな大きなフライパンでホットケーキを作り、動物たち皆で食べるシーン。
何度も何度も読み返した絵本だったので、自然と色々な動物と触れ合いたいと動物好きになっていったような気がします。
他の中川さんの作品も何度も読み返した思い出がありますが、ぐりとぐらはお気に入りだった絵本でした。
大人からするとありえない世界が絵本の中では広がっていますが、動物たちと一緒にホットケーキを食べたいと思いながら絵本を読んでいたなあと、中川さんの訃報を聞いたとき思い出しました。

昔懐かしい幼いころの思い出ですが、昨今はクマやシカ、イノシシなど 動物たちが敵になってしまって哀しい世界が広がっている様な気がします。
中川 李枝子さんに育てて頂いた世界観・・・動物だけでなく、世界中の生き物たちが食べ物を囲みながら穏やかに過ごすことができればと叶わないであろう『夢』を見ています。