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- 2018/09/11
- 今日の現場
樹によって違う剪定方法
先日入った青梅市の個人庭の作業風景です。
こちらは毎年弊社に依頼して頂いているリピーター様のお庭です。
街路樹と違い、個人のお庭ではより繊細さが求められます。
手入れはされているけど、あたかも「自然とこういう樹形になりましたよ~」というような雰囲気を目指します。
ところで同じ庭木でも種類や状態によって伐り方がかなり違ってきます。
落葉・常緑、耐病性、樹勢、樹齢、時期・・・いろいろ基準はあるのですが、これらを目で見て長年の経験によって総合的に判断します。
こちらのお宅には、ウメ、モミジ、キンモクセイ、ヤマモモ、カヤ、ヒメシャラ、アラカシ、ツツジ等がありました。
ヒメシャラは成長速度が遅く、また幹に直射日光が当たるのを嫌うので、強い剪定は避けて自然な形に。
モミジもこの時期(9月頃)はまだ水をたくさん吸い上げているので伐りすぎると枯れてしまいます。
逆に思い切って剪定した方が良い木もあります。
ウメは樹勢が強いので、剪定しないでいるとどんどん枝葉が生い繁り、実付きが悪くなったり病虫害が発生したりします。
それにやはりウメは香りも楽しみの一つなので、マメに伐って樹高を低く保つ方が良いですよね。(大木のウメも美しいですが。)
いかがでしょうか?すっきりと風通し良くなりました。
なお且つ、外からの目隠しにもなるように適度に葉の密度を調整しています。
以上、個人庭での作業の一部をご紹介しました。今後も立山産業はどのような仕事をしているかを発信していきます。
「信頼できそう」と思って頂ければ嬉しい限りです!